女性院長による皮膚科・美容皮膚科

あい皮膚科クリニック

しわ、たるみの美容機器「HIFU」を導入しました・・・

季節は早いもので、立冬を迎え、だいぶ寒くなってまいりましたね。11月初めに茶道の「初釜」がありましたが、淡々斎筆の「霜到青苔白」(しも せいたいに いたって しろし)という掛け軸に、「初嵐」という名の椿が生けてあり、冬の到来を感じ入りました。皆さまいかがお過ごしですか?

 

皮膚科は11月が学会シーズンで、私は、11月10日日曜日にララスクエアで行われた「皮膚の日の無料相談会」に始まり、学会がたて続けにありました。日々の診療の中で、もっとレベルを高めたいと思っている「ダーマスコピー」や「VTRACK(紫外線療法)」等々、学会で実際にエキスパートの先生方に聴くことが、一番手っ取り早い勉強方法と思い、老体に鞭を打って週末のたびに学会に出かけております!

 

さて今年は数年の間、迷いに迷って思い切って、しわ、たるみの機器である「HIFU*」マシーンを導入いたしました。「手術はしたくない、さらに注入は希望しない・・自然なひきしめは何かないか?」というご要望も多くありました。皮膚を支える土台ともいえる筋膜(SMAS)のゆるみを引きあげ、外科療法しかできなかった筋膜(SMAS)の治療ができる機器として画期的だと思っておりました。
ただし従来の「HIFU」機器ですと、痛みが強いので、「果たして患者さまから受け入れられるのであろうか?」と思い、いろいろな美容のドクターに相談し、結果、「ウルトラフォーマーIII」という機器にしました。

 

決め手は、まず何といっても、他の機種に比べて痛みが少ないことが一番の理由で、更に、4.5mmの筋膜SMAS層、3mmの真皮深層から脂肪層、2mmの真皮中層と、カートリッジを使い分けることで、皮膚の厚さに応じて最適な治療が行えること。加えて、「ハイフシャワー」という治療ができることも決め手になりました。「ハイフシャワー」は、浅い層を中心に行い、ハイフの治療後の定期的メンテナンスとしてもできますし、痛みが苦手な方にもお勧めの治療です。他の引き締めの機器である「タイタン」&「ジェネシス」とは層が異なりますので、併用して行うことも良いと思います。

 

詳しくは、ホームページ内の「ワンポイントアドバイス」をご覧ください。

 

写真は、両陛下ご即位祝賀パレードから1週間後の、東宮御所の初冬の景色です。パレードの興奮と喧騒が夢だったかのような、そんな穏やかな青山通りです。そして向こうには完成したばかりの新国立競技場が凛として佇んでおります。いよいよですね・・

 

*「HIFU」とは、虫眼鏡と太陽光で紙が燃えることと同じ原理で、超音波を一点に集中させて集中的に熱エネルギーを与える機器です。真皮より奥にある脂肪層や筋膜(SMAS)周囲に無数の熱作用(熱凝固)を与えることで、たるんだ筋肉の再活性化やコラーゲン生成を促進させます。

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