女性院長による皮膚科・美容皮膚科

あい皮膚科クリニック

日本皮膚科学会東京支部総会で学会発表をしてきました・・・

季節は二十四節気「小雪」、寒さが進み始めていることを感じているこの頃です。今日、勤労感謝の日は予報通り冷たい雨でしたね。我が家では今季初、薪ストーブに火を入れました

さて11月19、20日と京王プラザホテルで日本皮膚科学会東京支部総会があり、学会発表をしてきました。

 

演題は「酒さにおけるメトロニダゾール外用の実臨床における使用経験」です。酒さの治療薬としてこれまでイオウカンフルローションのみが保険適応でしたが、今年5月にメトロニダゾール(商品名 ロゼックスゲル)が保険適応承認になったことで、治療の幅が広がり、2種類の外用剤の比較を中心にお話をしてきました。
昨年に引き続き「酒さ」の治療の発表でしたが、更に病態に対する見解は深まったと思っています。昨年同様に、金曜日に診療を担当いただいている延山先生に数週間に渡りスライドをチェックいただき、また直して・・の繰り返しの作業がありました。慣れないスライド作りは、老体に鞭をうつ作業で、正直疲れ果てました(苦笑)。
しかし一方で、より良い方向に仕上げていく・・・いわば自分の作品のようで、その工程はワクワクもしました。この年になってもまだワクワクして、もっと知りたい!もっと上達したい!という欲が出てくることに自らも正直驚いております。
今回の学会は、全体的に「尋常性乾癬」のセッションが多い印象でしたが、前述したように、数ヵ月前に、酒さに対しロゼックスゲルが保険適応承認になったため、「酒さの教育講演」は大盛況でした。この経験を今後もクリニックの診察に生かしていきたいと思っております。

写真は学会の日に東京の主人の家からみた富士山と(左)、国立競技場と新宿の摩天楼です(右)。赤坂御用地の木々も色づきはじめ、美しい季節を迎えております。

 

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