女性院長による皮膚科・美容皮膚科

あい皮膚科クリニック

日本美容皮膚科学会総会のトピックスについてご報告させていただきます

気が付けばもう8月も終盤にさしかかってまいりました。ここ最近やや乾いた秋めいた風を感じ、夜には虫の音が聞こえ、季節が少しずつ変化していることを感じております。今日は主人の東京の自宅から神宮外苑の花火を見ております。神宮の花火が終わると、今年の夏ももうすぐ終わりと感じ、少し寂しい思いにかられます・・

 

さて、皮膚科学会が8月6、7日に日本美容皮膚科学会総会が虎ノ門ヒルズで開催されましたが、私はコロナ感染急拡大の時期で、Web参加としました。今年も、たるみ治療に対しては、HIFUやRF 機器についてのセッションが多く見られ、また、しみ、くすみ治療の実際としてレーザー治療(ナノ秒やピコ秒)と共に、IPL(フォトフェイシャル)についてのセッションが例年よりも多い印象を受けました。IPL治療は赤ら顔に対して有効な治療効果をあげているとの発表もあり、しゅさの患者様にも今後も使用を拡大していきたいと考えております。

 

また、機器を用いないしみ治療としては、チロシナーゼ活性抑制が強いとされるシステアミン塩酸塩配合クリームが、ハイドロキノンより、より安全で治療効果が高いということでした。最も興味深かったのは、昨年登場したアラガン社の架橋ヒアルロン酸製剤(厚生労働省承認)の真皮内注入法です。保水性や肌質改善効果ができる画期的な治療と考えました。以上、今回の学会発表で得た知識を今後の美容治療に活用していきたいと思います。

 

暑い夏も終わりに近づいてきましたが、皆様はどのような夏休みでしたでしょうか? 写真は山の日に思い立ってぶらりとランチに出かけた中禅寺湖の風景です。山の峰が光に反射して美しくも壮大で、吸い込まれそうでした。自然は雄大で、心のごちそうですね・・

 

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