あい皮膚科クリニック

新村眞人先生を偲ぶ・・・

季節は早いもので立秋を迎え、夏の名残りの残暑を迎える筈でしたが、先週から本当に雨続きで、何だか肌寒いくらいですね。この雨の降りしきるなか、心から尊敬する慈恵医大皮膚科医局の名誉教授である新村眞人先生の四十九日法要がしめやかに執り行われました。私はコロナ禍のこの時勢のため、友人達と相談のうえ欠席といたしましたが、ご出席した先生方のお話やお写真を見て、胸が熱くなりました。
医局には約12年在籍しましたが、入局時、新村教授はまさに雲の上の存在でした。皮膚科の外来は当時新村教授が初診を行い、その疾患の専門の医師が呼ばれ、疾患や治療についての質問を受けて、その患者様の引継ぎをするという形態をとっていましたが、新村先生に初診の部屋に呼ばれることは、自分を認めてもらうことでもあり、そのために勉強して力をつけねばと鍛錬してきました。一緒に北海道やカナダの学会などをご一緒した思い出も沢山あります。新村先生が率いた医局で12年間在籍できたことは私の人生の宝物であったと思います。
先生は退官後、北極や南極などを年2回程度旅して時々お手紙を頂きましたが、先生の人生は我が道を突き進む、泰然としたものであったと思います。先日、茶道道場に掛けられたお軸の「白雲自去来」という禅語をみて、新村先生の人生と重なり、涙が出そうになりました。
写真は診察室1番に置いてある新村先生を囲んで年2回集まる会での集合写真です。あの楽しかった医局時代を思い出して、毎日仕事を頑張らなければと日々の活力になっています。新村門下生として恥じない仕事を全うしていくことが、先生への恩返しと思っています。心からご冥福をお祈りいたします。

 

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